ました。今日はそのイタリアのことについて少し。
日本で8月15日といえばお盆。
祝日ではありませんが、今日の15日に合わせて何日かお休みを
取っている人が多いと思います。
この8月15日、なんとイタリアでも「Ferragosto フェラゴースト」
という祝日なんです。
この日は「聖母被天昇の日」、つまり聖母マリアが人生の終わりに
肉体と霊魂を伴って天国に昇天したとされる日で、カトリックの祝日
なんですが、イタリアでもっぱら話題に上がるのはバカンスのこと。
「今年の休みはどこ行くの〜?」
「うちは海辺の親戚のとこ〜。いつものとこよ〜」
「うちもいつもの山ごもり〜。ヴァレ・ダオスタ〜にちょっとだけ」
・・・てな感じの話が7月中からそこかしこで聞かれます。
日本では「イタリア人って夏休み1ヶ月以上もまるまる休むんでしょ??」
とか思われていますが、近年では休暇の取り方も多様化してきて、
人により会社により様々なようです。
イタリア人といえどもまるまる1ヶ月以上取る人ばかりではなく、
2週間とか、10日間だけとか。
ただ、休みが短くなっても「Ferragosto」の15日にからめてという人が
多い気がします。
7月中にまとめて取ってしまったので、あとは「Ferragosto」の前後に
何日かだけとかいう人もいますね。
ちなみに、小さなお店とかは依然として長期休暇が多い気がします。
(左 休暇のため 7月30日から8月26日までお休みします)
(右 休暇のため '08年 8月4日から9月1日までお休みします)
それから、夏には休暇という大前提があるイタリアでは「どこかに行く」のが
多数派で、「家でのんびり」というのは少ないんではないでしょうか。
海外やリゾートという人達もいる中で、あまりお金を使わずに上手に素敵な場所で
過ごすパターンが、知人・友人には多かったです。
友人たちと過ごした夏も「親族や親戚の別荘」などが多く、足代と滞在中の食費
くらいで宿泊費のかからない経済的なパターンでValle D'AostaやEmilia Romagnaの
Ramisetoなどに連れて行ってもらいました。
(写真はエミリア・ロマーニャのラミゼートにあるVentasso湖)
あとは、リグーリア州のフランスよりの海にも行ったなぁ。
そのときは海水浴場から少し山沿いを上った所でキャンプだったの
でこれまた経済的でした。
最後に、バカンスの取り方が多様化しても「夏は真っ黒に日焼けしたい!」
というイタリア人の願望は変わらないようで、それについてはまた今度
書きます。